一般的な治水において、上流のダムや河川の堤防、山津波と恐れられる土石流を防ぐため砂防ダムがあるが、過去に大規模な洪水を経験した地域では、広大な遊水地(岩手県一関地域を参考)や、高台に緊急避難用の小規模な都市機能、病院や工業団地などを準備しておく防災コロニーを整備しているところもある。
しかし、北上川上流域で過去200ミリを越えた台風や前線は上陸しておらず(甚大な被害と言われたカスリーン、アイオンでも200ミリ以下であった)期間降水量が200ミリを超えた場合にどの程度の被害が発生するかが懸念される。
最近では関東の荒川、利根川、関西の淀川、大和川で、堤防の幅をかなり広く造り、洪水が発生しても堤防ののり面が崩れないよう緩傾斜に造った上で、新たに造成された堤防裏法面を区画整理用地としてビルやショッピングモールなどに活用するスーパー堤防も整備が始まっている。
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また、東京都などの大都市では、河川からあふれ出した水を速やかに排除するための地下河川が多数建設されている。
他にも、洪水対策にあまり莫大な予算をかけず昔ながらの方法で建設可能な武田信玄の治水方法が近年注目を浴びている。これは地方の水田などが多く点在する地域において水田に稲が倒れるような洪水の激流を流さないよう霞堤(通常の堤防より低い堤防で、高さが一定ではない堤)でゆっくりと水位を上げることで水田を遊水地として利用したり、水の激流がぶつかる箇所に巨岩を配置して洪水の勢いを弱めたり、自然石を城壁のように積み上げて堤防や砂防ダム等を建設することで輸送費や材料費のコストを節約するのに有効な方法である。